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※FX取引は預託した証拠金を上回る損失が生じるおそれがあります。
この記事の結論
- スワップは日をまたいだ瞬間に発生する(保有時間の長さは関係ない)
- 日本時間の早朝(おおむね6時〜7時台)が境目
- 水曜をまたぐと3日分もらえる会社が多い
- 年末年始は数日分がまとめて付くことがある
「昨日は0円だったのに今日は3倍だった」という現象は、ほぼこのルールで説明がつきます。
1. スワップが発生する瞬間
スワップポイントは「保有していた時間」に応じて計算されるものではありません。
ある一瞬をまたいでポジションを持っていたかどうかだけで決まります。この一瞬をロールオーバーと呼びます。
つまり——
| 保有の仕方 | スワップ |
|---|---|
| 朝9時に買って夜23時に決済(14時間) | もらえない |
| 深夜に買って翌朝すぐ決済(数時間) | 1日分もらえる |
14時間持っていても、境目をまたいでいなければゼロです。逆に数時間でも、またいでいれば満額つきます。
何時が境目か
ニューヨーク市場の17時が世界共通の区切りとされており、日本時間ではおおむね早朝6時〜7時台にあたります。米国のサマータイムの有無で1時間ずれます。
正確な時刻はFX会社によって案内が異なります。ギリギリを狙う取引をするなら、必ず利用する会社の公式サイトで確認してください。
実務的には、境目を狙ってスワップだけ抜こうとする取引はおすすめしません。スプレッド(売買の価格差)のコストのほうが大きくなることが多く、また会社によっては短時間の反復取引を制限している場合があります。
2. 水曜日に3日分つく理由
FXの取引には受渡日という概念があります。実際の通貨の受け渡しは、取引の2営業日後に行われるのが慣行です。
水曜日に持ち越したポジションの受渡日は、土日を挟むため翌週月曜になります。この土日ぶんをまとめて水曜に処理する——これが3日分ルールの正体です。
| 曜日をまたぐ | 付与される日数 |
|---|---|
| 月→火、火→水 | 1日分 |
| 水→木 | 3日分 |
| 木→金 | 1日分 |
| 金→月(週末) | 0日分 |
金曜から月曜にかけては0日分です。土日ぶんはすでに水曜に前倒しで受け取っているためです。
注意点:通貨によってズレることがある
一部の通貨ペアでは、受渡日の慣行が異なり3日分がつく曜日がずれる場合があります。また、その通貨の国が祝日の場合も日数が変動します。
比較するときの落とし穴
スワップを業者間で比べるとき、片方が3日分の日、もう片方が通常日だと、単純に3倍の差に見えてしまいます。
「今日のスワップ」だけを載せている比較サイトでこの混同が起きやすい部分です。当サイトでは1日値に加えて2週・1ヶ月・3ヶ月などの平均を出しているため、3日分ルールの影響が平準化されます。
3. 年末年始・大型連休はどうなるか
年末年始は各国の市場が休場になるため、数日分がまとめて付与される日が発生します。
- 付与日数が4日分、5日分になることがある
- 逆に、まったく付かない日が続くこともある
- 各社が事前に「年末年始のスワップ付与スケジュール」を公表するのが通例
年をまたぐタイミングは税金にも関係します。その年の利益を調整したい場合、年末の決済タイミングが効いてきます。
クリスマスや各国の祝日
米国の祝日、欧州の祝日など、その通貨の国が休場になると受渡日がずれ、付与日数が変わります。カレンダー通りにいかない月がある、と考えておいてください。
4. 「いつ引き出せるか」は別の話
スワップが発生するタイミングと、それを現金として引き出せるタイミングは別問題です。ここは会社によって扱いが分かれます。
| タイプ | 保有中に引き出せるか |
|---|---|
| スワップ振替に対応 | 可能(任意のタイミングで受け取り) |
| 自動的に口座に反映 | 可能 |
| 決済するまで貯まる方式 | 不可(決済して初めて確定) |
毎月のスワップを生活費の足しにしたい場合は、保有したまま引き出せる会社を選ぶ必要があります。一方、税金の観点では貯まる方式のほうが有利な場面もあります。
この違いは口座選びの重要な判断材料なので、別記事で詳しく解説しています。
よくある質問
Q. 週末もスワップは発生しますか?<br>土日ぶんは水曜にまとめて付与されるため、金曜から月曜にかけては通常0日分です。
Q. 決済前のスワップはどこで確認できますか?<br>多くの取引ツールでは、保有ポジションの一覧に「未実現スワップ」などの名称で累計額が表示されます。
Q. 3日分の日を狙って買えば得ですか?<br>理論上はそうなりますが、スプレッドのコストや、その間の為替変動リスクを考えると、狙って得をするとは限りません。また会社によっては制限がある場合があります。
Q. スワップが急に減ったのはなぜ?<br>①通常日に戻った、②その国が利下げした、③FX会社が提示を変更した、のいずれかです。②③は当サイトの急上昇・縮小の記録で確認できます。
まとめ
- スワップは境目をまたいだかどうかだけで決まる
- 日本時間の早朝6〜7時台が境目(会社により案内が異なる)
- 水曜またぎで3日分、金→月は0日分
- 年末年始や祝日は日数が変動する
- 比較するときは3日分の日を混ぜない——期間平均で見るのが確実
👉 スワップポイントとは?1日いくら貰えるか<br>👉 期間別スワップポイントランキング
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。付与時刻・付与日数の取り扱いはFX会社によって異なり、変更される場合があります。必ず各社公式サイトの最新情報をご確認ください。
