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※FX取引は預託した証拠金を上回る損失が生じるおそれがあります。試算は将来の成果を保証するものではありません。
この記事の結論
先に結論を書きます。
月1万円のスワップ収入を得るには、目安として200万〜400万円程度の資金が必要です(通貨・レバレッジ・時期によって大きく変わります)。
「思ったより必要」と感じた方が多いはずです。しかしこの数字を最初に知っておくことが、退場せずに続けるための出発点になります。
1. 計算の手順
必要資金は、次の3ステップで求められます。
① 目標月収 ÷ 30日 = 必要な1日のスワップ額
② 1日のスワップ額 ÷ 1万通貨あたりのスワップ = 必要な通貨数量
③ 必要な通貨数量 × レート ÷ レバレッジ = 必要資金
③の「レバレッジ」が、この計算で最も重要な変数です。
2. レバレッジをいくつで計算するか
国内FXでは、個人口座の最大レバレッジは金融庁の規制により25倍と定められています。
しかしスワップ狙いで25倍を使うのは現実的ではありません。
理由
レバレッジを上げるほど必要資金は減りますが、わずかな値下がりで強制決済(ロスカット)されます。
| レバレッジ | 必要資金 | 耐えられる下落幅の目安 |
|---|---|---|
| 25倍 | 最小 | 約4% |
| 10倍 | 2.5倍必要 | 約10% |
| 3倍 | 8倍以上必要 | 約33% |
| 2倍 | さらに必要 | 約50% |
高金利通貨は年間で10〜30%動くことが珍しくありません。25倍で持てば、ほぼ確実にどこかで退場します。
この記事で使う前提
レバレッジ3倍で計算します。長期保有を前提とするなら、実務的には2〜3倍が一つの目安です。
3. 試算:月1万円を目指す場合
前提(説明のための仮の数値です)
- 1万通貨あたりの1日のスワップ:30円
- レバレッジ:3倍
計算
① 10,000円 ÷ 30日 = 約333円/日
② 333円 ÷ 30円 = 約11万通貨
③ 11万通貨 × レート ÷ 3倍
通貨のレートによって③は大きく変わります。
| 通貨のレート | 必要資金の目安 |
|---|---|
| 1通貨=8円程度 | 約29万円 |
| 1通貨=10円程度 | 約37万円 |
| 1通貨=150円程度 | 約550万円 |
同じ月1万円でも、通貨によって必要資金が10倍以上違います。低レートの高金利通貨のほうが少額で始められる、というのがこの表の意味です。
4. 目標別のまとめ
上の計算を目標額ごとに並べると、次のようになります(1万通貨あたり30円・レバレッジ3倍・1通貨10円程度の通貨を想定)。
| 月のスワップ収入 | 必要な通貨数量 | 必要資金の目安 |
|---|---|---|
| 月1万円 | 約11万通貨 | 約37万円 |
| 月3万円 | 約33万通貨 | 約110万円 |
| 月5万円 | 約56万通貨 | 約185万円 |
| 月10万円 | 約111万通貨 | 約370万円 |
| 月20万円 | 約222万通貨 | 約740万円 |
これはあくまで計算例です。実際のスワップは日々変動し、会社によっても異なります。最新の数値で計算したい場合は、当サイトのランキングページで実際の数字を確認してください。
5. この試算に含まれていないリスク
上の表は「スワップだけを見た場合」の数字です。実際には次の要素が加わります。
① 為替の下落
最大のリスクです。
年間で受け取るスワップより、その年の通貨の下落幅のほうが大きい——高金利通貨ではよくあることです。
月5万円(年60万円)のスワップを得ていても、185万円のポジションが年間20%下がれば約37万円の評価損です。差し引きではプラスですが、下落が30%を超えれば逆転します。
② 利下げでスワップが減る
スワップの源泉は金利差です。その国が利下げすれば、同じ資金でも受取額は減ります。
「月5万円のつもりで組んだのに、1年後は月3万円になっていた」という事態は起こりえます。
③ FX会社が提示を下げる
金利が動かなくても、会社の判断でスワップは変わります。だからこそ複数の会社の水準を継続的に見ておくことに意味があります。
④ 税金
受け取ったスワップには20.315%の税金がかかります。月5万円なら、手取りベースでは約4万円です。
6. 少額から試す方法
いきなり数百万円を入れる必要はありません。
1,000通貨・1通貨単位の会社を使う
FX会社によって最小取引単位が違います。
| 最小単位 | 必要資金の目安 |
|---|---|
| 1万通貨 | 数万円〜 |
| 1,000通貨 | 数千円〜 |
| 1通貨 | 数十円〜 |
まず1,000通貨で1ヶ月持ってみると、実際にいくら入るのか、水曜に3日分つく感覚、為替が動いたときの評価損の重さが体感できます。
計算上の数字と、実際に自分の口座で見る数字は印象がかなり違います。この体感を得てから金額を増やすほうが、結果的に続きます。
資金を分散する
1社に全額を入れるのではなく、複数の会社に分けるという考え方もあります。
- 会社ごとにスワップの水準が違う
- 順位は時期によって入れ替わる
- 課税タイミングの扱いも会社ごとに異なる
ただし資金を分けると各口座の証拠金維持率が下がるため、分散のしすぎは逆にロスカットのリスクを高めます。
よくある質問
Q. レバレッジ1倍なら安全ですか?<br>強制決済のリスクは最小になりますが、為替下落による評価損はそのまま受けます。「安全」ではなく「退場しにくい」と考えてください。
Q. スワップだけで生活している人はいますか?<br>可能性としてはありますが、上の表の通り相応の資金が必要です。また利下げや為替下落で収入が変動するため、生活費の全額を依存するのは現実的ではありません。
Q. 複利で増やせますか?<br>受け取ったスワップで買い増していけば複利的に増やせます。ただしポジションが増えるぶん、為替下落時の損失も大きくなります。
Q. どの通貨が一番効率がいいですか?<br>時期によって変わります。「今どれが有利か」を固定して考えないことが重要です。当サイトでは日々の順位変動を記録しています。
まとめ
- 月1万円なら数十万円〜数百万円、月5万円なら200万円前後が目安
- 通貨のレートによって必要資金は10倍以上違う
- レバレッジは2〜3倍が現実的。25倍はほぼ確実に退場する
- スワップだけを見た試算には、為替下落・利下げ・税金が含まれていない
- まずは1,000通貨で1ヶ月、実際の入金額を体感してから増やす
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本記事の試算は説明のための計算例であり、実際の成果を示すものでも保証するものでもありません。スワップポイント・為替レート・政策金利はいずれも変動します。FX取引は預託した証拠金を上回る損失が生じるおそれがあります。投資判断はご自身の責任で行ってください。
