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※FX取引は預託した証拠金を上回る損失が生じるおそれがあります。
この記事でわかること
- スワップポイントが「何のお金」なのか
- 1日いくら受け取れるのかの計算方法
- 業者によって金額が2倍以上違う理由
- 受け取れない・逆に払うことになるケース
3分で読めます。計算式は1つだけです。
スワップポイントは「金利差の受け取り」
FXでは2つの通貨を交換します。このとき、金利の低い通貨を売って、金利の高い通貨を買うと、その金利差にあたる金額を毎日受け取れます。これがスワップポイントです。
たとえば日本の金利が低く、メキシコの金利が高い状態でメキシコペソを買って持っていると、その差額が毎日口座に入ってきます。
逆に、高い金利の通貨を売って低い金利の通貨を買うと、毎日支払う側になります。ここは後で詳しく触れます。
銀行預金との違い
| 銀行の外貨預金 | FXのスワップポイント | |
|---|---|---|
| 受け取り頻度 | 半年〜1年ごと | 毎日 |
| 為替手数料 | 片道数十銭〜1円 | 片道0.2銭程度〜 |
| 元本以上の損失 | なし | あり(レバレッジ次第) |
| 途中で引き出す | 満期まで不可のことも | 業者により可能 |
コストは圧倒的にFXが低い一方、レバレッジをかけると元本を超える損失が出る可能性があります。ここが最大の違いです。
1日いくら受け取れるのか
計算式はこれだけ
1日の受取額 = 表示されているスワップポイント × 保有ロット数
スワップポイントは通常「1万通貨あたり◯円」という形で表示されます(通貨によっては10万通貨あたり)。
具体例で見る
仮に、ある通貨の買いスワップが1万通貨あたり1日30円だったとします。
| 保有量 | 1日 | 1ヶ月(30日) | 1年(365日) |
|---|---|---|---|
| 1万通貨 | 30円 | 900円 | 10,950円 |
| 5万通貨 | 150円 | 4,500円 | 54,750円 |
| 10万通貨 | 300円 | 9,000円 | 109,500円 |
毎日入ってくるので、複利ではなく単純な足し算になります。ここが預金の利息と感覚的に違うところです。
上の数字はあくまで計算例です。実際のスワップポイントは日々変動します。最新の各社の数値は今日のスワップポイントランキングでご確認ください。
必要な資金はいくら?
もう一つ知っておきたいのが、そのポジションを持つのにいくら入金が必要かです。
FXは証拠金取引なので、取引額の全額は必要ありません。ただし証拠金ギリギリで持つと、少し逆に動いただけで強制決済(ロスカット)されます。
スワップ狙いの場合、実務的にはレバレッジ2〜3倍程度に抑えるのが一般的です。つまり取引額の3分の1〜半分程度の資金を入れておく想定になります。
業者によって金額が2倍以上違う
ここが最も重要なポイントです。
同じ通貨・同じ日・同じ数量でも、FX会社によって受け取れる金額は大きく違います。極端な場合、A社とB社で2倍以上の差がつくことがあります。
なぜ差が出るのか
スワップポイントのもとになる金利差は、市場で決まる共通のものです。しかしFX会社は、そこから自社の取り分を差し引いて顧客に渡しています。この取り分の大きさが会社ごとに違います。
さらに次の要因も絡みます。
- 新規顧客獲得のキャンペーンで一時的に上乗せする
- 政策金利が動いたときの反映タイミングが会社ごとにズレる
- 自社の顧客ポジションの偏り(買いに偏ると買いスワップを下げることがある)
だから「今日だけ」の比較では足りない
多くの比較サイトは「今日のスワップ」しか載せていません。しかしキャンペーンで一時的に上げているだけの数字を見て口座を開くと、数ヶ月後には順位が入れ替わっているということが起こります。
当サイトでは、1日・2週・1ヶ月・3ヶ月・半年・1年の期間別の平均で比較しています。長く持つほど、一時的な数字より平均値のほうが実際の受取額に近づきます。
受け取れない・逆に払うケース
ここを知らずに始めると損をします。
1. 売りポジションでは支払いになる
高金利通貨を売ると、スワップは支払いになります。しかも多くの場合、受け取れる額より支払う額のほうが大きい設定です。
「買いで30円もらえるなら、売りでは30円払うだけ」ではなく、「買いで30円、売りで45円支払い」といった非対称になっているのが普通です。この差が会社の取り分にあたります。
2. 政策金利が下がるとスワップも減る
スワップの源泉は金利差なので、その国が利下げすると受取額は自動的に減ります。
高金利通貨は、そもそも金利を高くしないと通貨を維持できない事情を抱えていることが多く、経済が安定してくると利下げに向かいます。「今の金利がずっと続く」という前提は危険です。
3. 為替の下落がスワップを上回ることがある
これが最大の注意点です。
1年間コツコツ受け取ったスワップより、その1年の通貨の下落幅のほうが大きかった、というのは高金利通貨では珍しくありません。スワップだけを見て「年利◯%」と考えると、実態を見誤ります。
当サイトでは、各通貨のページで同じ期間のスワップ受取額と為替変動を並べて掲載しています。
4. 水曜日に3日分まとまる
多くの会社では、水曜日をまたぐポジションに3日分のスワップが付きます(土日分をまとめて処理するため)。
そのため「今日は3倍もらえた」「昨日はゼロだった」ということが起こりますが、これは異常ではありません。比較するときは3日分の日を平均に混ぜないよう注意が必要です。
よくある質問
Q. ポジションを持っているだけで自動的にもらえますか?<br>はい。日をまたいで保有していれば自動で計算されます。操作は不要です。
Q. 受け取ったスワップはすぐ引き出せますか?<br>会社によります。決済しないと引き出せない会社と、保有したまま引き出せる会社があります。この違いは税金にも影響するので、次の記事で詳しく説明しています。
Q. 少額でも始められますか?<br>1,000通貨単位や1通貨単位で取引できる会社もあります。数千円から試せます。
Q. 税金はかかりますか?<br>かかります。ただしいつ課税されるかが会社によって違うという、あまり知られていない論点があります。
まとめ
- スワップポイントは金利差の受け取りで、毎日発生する
- 計算式は「表示スワップ × ロット数」だけ
- 同じ通貨でも会社によって2倍以上差がつく
- 一時的な数字ではなく期間平均で比較すべき
- 為替の下落がスワップを上回ることがある
次のステップとして、実際にどの通貨がどれくらいもらえるのかを見てみてください。
👉 今日のスワップポイントランキング(期間別)<br>👉 通貨別の比較記事一覧
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。掲載している数値は記事作成時点のものであり、最新の情報は各社公式サイトをご確認ください。FX取引は元本を保証するものではなく、相場変動により損失が生じる可能性があります。
